メイン

022-関東地区 アーカイブ

2009年03月30日

普及啓発事業:関東地区報告

クマ・トランクキットを用いた普及啓発活動について

担当者:亀山明子、坂元香織、丸山哲也、井手桂子、小笠原洋介

〈目的〉
小学校中学年の子ども達を対象にツキノワグマの生態を理解し、クマと遭遇したときの対処法について理解してもらうことを目的として、小学校などでの授業で実施できる教育プログラムセット(ベア・トランク)を製作します。普段目にする機会がほとんどないツキノワグマをより身近にかんじてもらえるように、毛皮や足型、写真や映像など、誰にでもわかりやすい教材を用意します。また、ベア・トランクの貸し出しに向けて、教育プログラムを実施する人向けの教育ガイド(Teachers guide)を製作します。子供を中心としてクマへの正しい知識を伝える活動を草の根的に広げていくことがこの事業の最終目標です。

〈プログラム内容〉
・小学校中学年でもわかる内容をベースとする
・学校での授業で実施することを想定

1.クマのすごいところ(クマの身体能力):15~20分
2.クマって何をたべているの?(食性や生息環境などクマの生活史):15~20分
3.クマに遭ったらどうするか(クマに出会わない方法、出会った時の対処):15~20分


<これまでの活動内容>
2009年1月に長野地区メンバーと合同活動として栃木県の小学校でクマ授業を実施しました。
また、教材に必要な物品の購入や、教材の製作を進めています。

1.物品の購入

1)トレーニング用カウンターアソ―ルト 4個
2)クマよけ鈴 4個
3)クマよけホイッスル 4個
4)絵本「ツキノワグマのいる森へ」
5)絵本「クマのすむ山」
6)ツキノワグマ毛皮 2枚
7)人間の歯型 1個
8)水タンク 2個
9)コンテナ(教材貸し出し用) 2個
10)トランク(教材運搬用) 1個


2.教材の制作

1)ツキノワグマ頭骨(借用)の標本製作 2個

長野県からツキノワグマ頭骨を借用し、教材用の頭骨標本づくりをおこないました。
クマの頭骨は、クマの体や食性、生態などの特徴を解説する時に使います。

fukyuu-7.JPG
クマの頭骨標本製作風景。根気よく丁寧に骨から肉をそぎ落とします。

fukyuu-8.JPG
完成したツキノワグマの頭骨標本。


2)他の動物の歯型模型づくり(製作中)

クマの食性について、他の動物と比較しながら解説するために使います。シカやキツネなどの頭骨から樹脂で歯形をとります(現在製作中)。


3)クマの足型模型づくり(製作準備中)

本物のクマの足型をシリコン樹脂を使って製作します。上野動物園で飼育されているツキノワグマから足型をとる予定です(動物園のツキノワグマは現在冬眠中で、冬眠からさめたら足型を取る予定)。

4)クマの能力、生活史についての解説資料
写真や映像、図やグラフなどを使ってクマについてわかりやすく解説する資料を製作中です。

5)クマに遭ったときの対処法についてのプレゼン資料

クマに出会わない方法、出会ったときの対処法について、クイズ形式で学んでもらうパワーポイント資料を製作中です。

〈今後の予定〉
今後も引き続き教材の開発をおこないます。地域の小学校のほか動物園でのクマ教育プログラムを実施し、対象者に応じたプログラム構成の工夫やコンテンツの改良をしていきます。また、トランクキットを使う人のための教育ガイドの製作や、クマ授業実施場所やトランクキット貸し出し先など、クマ教育のニーズの掘り起こしもおこなっていきます。


関東・長野合同活動報告