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事業報告:長野

都会の人を巻き込んだ柿もぎ活動とツキノワグマの啓蒙活動
担当:溝口紀泰(サル柿大学)

<目的>
過疎高齢化によって、これまで集落へ野生動物(クマ、サル、シカ等)の侵入を防ぐ(予防する)と考えられる活動(柿もぎ活動、竹林整備、電気柵の設置、遊休農地の整備等)が、困難になっている。この問題に対し、関心のある都会の人を巻き込んで、集落全体で立ち向かおうとする集落への支援を行った。また、一般の方へクマの啓蒙活動を行った。特に今までクマの出没があまりなかったが、今年多数のクマが出没した地域にて、クマに関する講演会を行った。


<2009年度実施内容>
2009年9月13日 簡易電気柵の設置講習会 (サル柿大学:長野県富士見町蔦木集落)
 サル柿大学の受講生(農業に興味のある都会の人が中心)により、簡易電気柵を設置した。サル柿大学の農場は、サルやシカなどの 農業被害をよく受けたため、耕作が放棄された畑を1反(10a)ほど借り受け、 農作物の栽培や地域伝統文化(農産物の加工を含む)を、地元の人を講師として学習している。設置した電気柵は、受講生が中心となり、草刈りや電圧チェック等の維持管理をし、電気柵の学習の場として活用している。




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     パワーユニットの説明 
      
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     電気柵内の農作物の収穫

2009年10月25日 竹林管理 (サル柿大学:長野県富士見町蔦木集落)
集落の周りにある竹林(約10a)を、住民と受講生によって整備した。整備中、竹林内のミズキにクマ棚を発見し、クマに関する講習を行った。 




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     竹林管理 
      
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     ミズキにクマ棚を発見
   

2009年11月1日 柿もぎ (サル柿大学:長野県富士見町蔦木集落)
集落の周りにあるもがれなくなってしまった柿の実を、住民と受講生によって収穫した。今年は柿が不作であったが、受講生の強いリクエストにより柿もぎを実施した。干し柿への加工の仕方はすでに学んでおり、柿は受講生に分配した(地元の方の分が足りないくらいであった)。






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     竹竿を使っての柿の実の収穫 
      
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     よくサルが来る柿の木から順に収穫


2009年11月1日 クマ講習会 (原村鳥獣保護員主催)
 これまでクマの出没がほとんどなかった地域にて、本年、養蜂被害とトウモロコシの被害がクマによって引き起こされた。新聞に掲載されるなど話題となり、地元の方が、クマに対して不安を抱くようになり、地元の鳥獣保護員の方が、講演会を企画したので、それに対する支援活動(講演)を行った。雨にも関わらず、約50人の参加があった。また、クマに関する啓蒙のために信州ツキノワグマ研究会よりトランクキットをお借りした。





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     原村鳥獣保護員のあいさつ 
      
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     スライドを使った講演

   

2009年10月17日 あずみのフェスタにてパネル展示 (信州ツキノワグマ研究会)
 クマ出没が日常的に起っている北アルプスのふもとで、あずみのフェスタという環境フェスティバルにパネル展示参加し、来場した方にクマに対する啓蒙普及活動を行った。


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来場した方へクマに関する説明

      
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乗鞍でのクマ出没事件に関する展示も行った